M2 Ultraの壁にぶつかるApple、Nvidiaに頼らざるを得ない状況に
自社チップだけじゃ大規模AIの処理が追いつかなくなってきた
2 days ago
TL;DR:
- AppleのM2 Ultraは本格的なAIワークロードにまだ力不足
- Nvidiaのハードを借りて性能を補う方向に動き出した
- Nvidiaの強みはチップだけでなくソフト含めた全体の仕組みにある
AppleがNvidiaに目を向け始めた理由
AppleのM2 Ultraは、最新のAI開発で必要になる重い計算に十分対応できていない。結果として自社チップだけで済ませる方針から、Nvidiaの計算基盤を使う方向にシフトしつつある。
背景
The Informationの報道をunusual_whalesが共有した内容を見ると、Appleの自社チップは大規模AIモデルの処理にはまだ足りないらしい。これは自社でハードからソフトまで握ってきたAppleにとって、なかなか大きな転換点だ。
特に厄介なのは、スマホやノートPC向けの省電力チップと、データセンターでAIを訓練するための計算基盤とでは、求められる設計が根本的に違うこと。
何が起きているのか
本当の問題はAppleのチップ開発力というより、AIインフラの競争自体がNvidiaに有利な土俵になっている点にある。
簡単に言うと、Appleは端末向けチップでは実績がある。でも大規模モデルの訓練にはデータセンター級の性能が必要で、NvidiaはGPUだけでなく開発環境まで含めて強い。Appleでさえこの領域では外部に頼らざるを得ない可能性が出てきた。
この動きはAppleのAI機能展開でコストがかさんだり、展開が遅れたりする原因になりそうだ。結局、カスタムチップを作れることとNvidiaのAI全体のエコシステムに追いつくことは別問題だということが今回の話で改めてわかった。
クイックテイク
重要度は中くらい。個別の調達話というより、AIと半導体業界の構造が変わりつつある兆しとして見た方がいい。
Verdict: まだ初期段階の変化なので、短期のトレードより長期でAIインフラの供給やエコシステム支配を見極められる立場が有利。