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OmenX、レバレッジ型予測市場でシード調達を完了、Baseテストネット公開

OmenXがシードラウンドを完了。Base上でレバレッジ対応のパーペチュアル型予測市場テストネットを公開した。

avatarOmenX
4 months ago

TL;DR:

  • OmenXは予測市場にレバレッジを持ち込む。清算まで資金を縛らず、ポジションを動かせる仕組み。
  • シードラウンドにはVCと取引所創業者が参加。調達額とバリュエーションは非公開。
  • テストネットは稼働中。次はBaseメインネット。
  • ニュース直後の急変動に対応するマッチングエンジンを開発中。
  • テストネット後、データ検証用のAI予測エージェントを入れる予定。

OmenXが狙う「レバレッジ × 予測市場」

OmenXは実世界イベントを対象にした分散型トレーディングプラットフォームで、2026年3月30日にシードラウンドを完了、同日にパブリックテストネットを公開した。調達額は数百万ドル規模とされるが、正確な数字は出ていない。

既存の予測市場では、イベント確定まで資金がロックされる。OmenXは暗号資産先物のモデルを持ち込み、レバレッジと即時のポジション調整を可能にする。清算を待たずにエクスポージャーを変えられる。

  • 資本効率の話:ポジションをパーペチュアル的に回せれば、静的なYes/Noベットより資本を効率的に使える。
  • 市場の現状:Polymarketなどで累計出来高は10億ドル超。ただし、プロ向けの流動性と執行性能が足りていない。
  • OmenXの狙い:レバレッジと高速マッチングがあれば、静的市場を避けていたプロのフローを取り込めるはず。

創業者のJamesはBinanceとBybitで先物事業を担当していた。「グローバルイベントを流動資産として扱う」のが目標だという。テストネット後にはデータ検証用のAI予測エージェントを導入する計画。プラットフォームはCoinbaseのEthereum L2、Base上で動く。

ポイント

  • レバレッジで清算待ちの資金拘束を減らす
  • ニュース直後のボラティリティに耐えるマッチングエンジン
  • AIエージェントでデータ検証を補助

テストネット後の予定

OmenXはボラティリティの高いニュース駆動型マーケット向けにマッチングエンジンを作っている。テストネットは稼働中で、レバレッジ機能を試すとポイントがもらえる仕組み(beta.omenx.com)。

  • メインネットはBase上で展開予定。Ethereum互換性は維持。
  • 調達資金の具体的な使い道は、テストネットとメインネット準備以外は開示なし。
  • バリュエーションとリード投資家は非公開。ただしCEX創業者が参加しており、レバレッジ運用の実務経験が入る可能性がある。

資金調達の詳細

| 事項 | 詳細 | |------|------| | プロジェクト | OmenX | | セクター | 分散型予測市場 / DeFi | | ラウンド | シード | | 調達額 | 数百万ドル(正確な金額は非公開) | | バリュエーション | 非公開 | | リード投資家 | 非公開 | | 参加者 | Paramita VC、Penrose Ventures、M77 Ventures、複数のCEX創業者 | | 未開示情報 | 正確な調達額、リード投資家 |

  • Paramita VC、Penrose Ventures、M77 Venturesが参加。
  • 複数のCEX創業者が出資。レバレッジ運用のノウハウを持ち込める立場。
  • 資金調達とテストネット公開は同日。
  • メインネットはBase L2でローンチ予定。
  • 複数ソースでラウンド情報は一致している。

市場への影響とリスク

  • 新規ボリュームか、既存市場からの移動か:Baseでレバレッジを使えるようになって新規トレーダーが入るのか、他の予測市場からユーザーが移るだけなのかは、執行品質と清算設計、証拠金の厳しさ次第。
  • 執行品質はまだ未知数:テストネットで板の厚み、スリッページ、約定遅延を見る必要がある。ニュース直後のボラ相場でオーダールーティングとリスクエンジンがどこまで耐えるかが問題になりやすい。
  • 規制の不確実性:レバレッジ付きイベントデリバティブを各国当局がどう扱うかは決まっていない。地域ごとのKYCやジオフェンス要件で提供範囲が変わる可能性がある。

これがちゃんと動けば、静的な二択市場を避けていたプロトレーダーやマーケットメーカーを引き込めるかもしれない。投資家の顔ぶれはイベント駆動型デリバティブへの関心を示しているが、詳細が伏せられている点から見ても、今はプロダクト指標(流動性、執行性能、リスク制御)の検証が先。AI統合はテストネット期間後の予定。

要点:予測市場インフラへの資金流入が続いている。資本効率とプロ向け執行品質が勝負どころ。

判断:まだ早い。流動性提供と高速執行で勝負できるビルダーとプロトレーダー、マーケットメーカーが有利な段階。長期ホルダーやファンドは、メインネットで板の厚み、スプレッド、清算の安全性が確認できるまで様子見が妥当。