Paragon、Hyperliquidで暗号指数パーペを開始——BTC.DとTOTAL2を最大50倍で直接トレード
Syncracy出資のParagonが、BTC.DやTOTAL2といった暗号ネイティブ指数のパーペチュアルをHyperliquid上で提供開始。最大50倍レバレッジ対応で、ずっと「チャートは見れるのにポジション取れない」と言われてきた問題に答えを出す。
TL;DR:
- BTCドミナンス(BTC.D)とTOTAL2が、チャートで眺めるだけでなくパーペチュアルとして売買できるようになった。
- Bitcoinとアルト間のローテーションに最大50倍レバレッジで張れる。
- HyperliquidのHIP-3によるパーミッションレスなパーペ基盤上で動き、見積通貨はUSDC。
- ローンチにあたり、Paragonは500,000 HYPE(約1,900万ドル相当)をステーク。
- 未開示の部分もある——調達額は非公表、発表日の表記にも小さなズレがある。
取引可能になった暗号指数
Hyperliquid上のマーケットインフラ・プロジェクトParagonが、暗号ネイティブのパーペチュアル指数市場を立ち上げるシード調達を発表した。BTCドミナンス(BTC.D)やBitcoinを除くアルトの時価総額指数(TOTAL2)を、最大50倍レバレッジで売買できるようにする。これまでトレーダーはこれらのチャートを眺めるだけで、直接トレードする手段がなかった。
創業者Taha El-Magbriはこう語る。「Cryptoトレーダーは10年近くBTCドミナンスやTOTAL2のチャートを追ってきたが、直接トレードはできなかった。これらの指数は、Bitcoinとアルト間のサイクルや資金ローテーションを読み解く上で欠かせない。Paragonは、みんなが当然のように見ている指標に、やっと売買ボタンをつける」
今回のローンチは、Hyperliquidのパーミッションレスなパーペチュアル実装であるHIP-3に基づく。Paragonは市場稼働にあたり500,000 HYPE(当時約1,900万ドル相当)をステークし、見積通貨にはUSDCを採用した。
補足:発表日は2026年4月6日ではなく、2026年4月2日とみられる。訂正や更新は確認できていない。
| 項目 | 情報 | |--------|-------------| | プロジェクト | Paragon | | セクター/カテゴリ | DeFi / パーペチュアル先物インフラ | | ラウンド | シード | | 調達額 | 非公開 | | バリュエーション | 非公開 | | リード投資家 | Syncracy Capital | | 参加投資家 | Hyperliquidエコシステムの初期参加者(個別名は非開示) | | 累計調達額 | 非公開 | | 情報の空白 | 調達額、全投資家リスト、正確な累計調達額が未開示 |
Syncracyが出資した理由
Syncracy CapitalのSunny Shiはこう述べている。「Paragonは、我々がHIP-3のポテンシャルを最初に見たときに想定していた、まさにそういうプロダクトだ。これまでのHIP-3展開は暗号外アセットに寄りがちだったが、OTHERSやBTC.Dのような暗号ネイティブ指数は、パーペというフォーマットによく合う」
ラウンドにはHyperliquidエコシステム由来のVCやエンジェルが参加しているが、フルリストは出ていない。Paragonの創業者は以前、ITE Managementでコモディティや金利ヘッジのデリバティブを手がけており、前の会社は2025年にGalaxy Digitalへ売却している。
オンチェーン・デリバティブへの関心が高まっているタイミングでのローンチだ。Paragonは、分析に使われてきた指標を「取引可能なパーペ」に変えることで、Bitcoinとアルト間の資金フロー・シグナルを直接トレードに結びつける賭けをしている。Hyperliquidのデスクトップ、モバイル、APIで動く。
リサーチ上の注意:同名のParagon(2022年に1,300万ドルのSeries Aを調達したSaaSワークフロー企業、2021年に1,000万ドルを調達したNFTプロジェクト)も見つかるが、今回のHyperliquid上のプロジェクトとは別物だ。
- 投資家: リードはSyncracy Capital。Hyperliquidエコシステム由来のVC/エンジェルが参加(フルリスト未公開)。
- 資金の使途: HIP-3を使ってBTC.DやTOTAL2など指数のパーペ市場を実装。
- コミットメントの証跡: 500,000 HYPEのステークでHyperliquid上の取引を稼働。
- なぜ注目か: トレーダーは、長年見てきた指標をついに直接トレードできる。
- 不明点: 正確な調達額、完全な投資家リスト、発表日の軽微なズレ。
未開示事項は残るが、今回のシードはDeFiのパーペインフラに対する投資家の関心が続いていることを示している。指数ベースのレバレッジ需要が広がるのか、ニッチに留まるのかは、今後のオープンインタレスト、出来高、ファンディングの推移次第だ。
要点: VCは依然としてDeFiデリバティブ基盤に賭けており、Paragonは「マクロな暗号トレンドを眺めるだけでなく、実際にポジションを取りたい」という需要の顕在化に賭けている。
Verdict: 今は明らかにアーリーステージ。Bitcoin/アルトのローテーションに機動的にベットしたい裁量・クオンツ系トレーダーや短期志向ファンド向け。長期保有派には直接のメリットは薄い。